【旧帝大英語リレー 5/8】2018・名古屋大学
旧帝大英語リレー第5回です。
今回は名古屋大学の問題についてざっくり見ていきたいと思います。
1.構成
- 大問4題構成。内訳は論文系の読解問題が2題、対話文問題が1題、自由英作文問題1題。
- 制限時間は105分。阪大文学部の英語と同じ時間設定だが、こちらの方は読解系の大問が3つある上に設問も重いので厳しめの制限時間だといえる。
2.難易度
- 3題ある長文問題はいずれもセンター試験の第6問に出される文章に近い長さだが、本文のレベルがやや高めなので読むのに意外と時間がかかる。
- 設問は総じて難しめのものが並ぶ。特に字数指定のある問題は、普通の問題を解くのと同じ感覚で書くと(多い方にも少ない方にも)指定字数から離れすぎることがあるので意外と難しい。
- 自由英作文の問題は設問の要求をしっかり読み取った上で解答を組み立てないと、制限語数が50~70語と少ないので要素を落としてしまう。
3.気になった問題
今回は大問1の問5をピックアップする。
この問題は、「第3段落の実験方法の概要を70字以内の日本語でまとめなさい」というものだが、解答根拠になる部分が比較的長く、普段説明問題を解くときのノリで書くと100字を超えてしまうことになり、制限字数内におさめるのに苦労しただろう。例えば「72組の3歳児のペア」という情報は本来入れておきたい要素だが、今回の問題は数字も1ケタ1マスで書かなければならないので思いの外字数を食ってしまう。よって私は「72組」という情報を省いて「2人組の3歳児」とした。
字数が多くなりすぎる問題については、いったん下書きを長めに書いておいて、大まかな内容を削らないように細かい部分を減らして字数に合わせると良い。以下、最終的な私の解答を載せておく。
絶起用マシンの解答
2人組の3歳児のうち1人に相手の邪魔をするように指示した上で、2人で協力してひもを引いておもちゃのブロックを動かす課題を与えるというもの。(69字)
以上です。第6回は九州大学の予定です。
P.S.
第5回遅くなりました。
第6回も遅くなりそうです。